翻訳者を目指したいという人なら誰もが知っているフェローアカデミー。
フェローアカデミーの講座に実際に参加した人たちの口コミでの評判も交えて、その特徴やメリットを紹介します。
フェローアカデミーで翻訳を勉強してみようと考えている方は必見です!
フェローアカデミーとは?
フェローアカデミーは1975年に設立され、45年間にわたり翻訳教育を行っている翻訳専門学校です。
フェローアカデミーの運営を行っている株式会社アメリア・ネットワークのもうひとつの事業「アメリア」により、翻訳ニーズがある企業とのネットワークも豊富で、フェローアカデミーの講座を終了した受講生が実際の仕事につなげられる仕組みを構築しています。
会社名 | 株式会社アメリア・ネットワーク |
所在地 | 〒102-0083 東京都千代田区麹町2-2-4 麹町セントラルビル 2階 |
設立 | 2001年1月 ※1975年、前身となる 「日本翻訳技術協会」として創立 |
社員数 | 20名 |
主な事業内 | 翻訳の専門校「フェロー・アカデミー」の運営、翻訳者ネットワーク「アメリア」の企画運営 |
フェローアカデミーの特徴
日本の翻訳者教育では長い歴史を持つフェローアカデミー。
翻訳者を目指す多くの人がフェローアカデミーを選ぶ理由はどこにあるのでしょうか?
フェローアカデミーの特徴をまとめてみました。
1.フレキシブルなカリキュラム
翻訳の世界では、一般的に「実務翻訳(ビジネス翻訳など)」、「出版翻訳(海外小説など)」、「映像翻訳(ドラマや映画など)」という3つの大きな分野があると言われています。
フェローアカデミーのカリキュラムでは、3つ全ての分野を総合的に学ぶことも、関心のある特定の分野だけを選択することも可能です。
各分野ともに入門から上級までレベル分けされており、「TOEIC650点以上または英検2級以上」といったように、コース別に大体の受講レベルの目安が設定されています。
そのため、受講者は自分の英語力に合った段階から学習を始めることができ、効果的に学習を進められます。
2.高い講師陣のレベル
フェローアカデミーの講師陣は質が高いと評判です。
その理由は、実際にプロの世界で活躍している翻訳者が授業を担当しているからです。
翻訳を勉強する人が一番気になるのは、プロの翻訳者がどうやって勉強してきたのか、実際のプロの世界はどんなものなのかということ。
普段の生活の中では翻訳を生業にしている人に出会う機会はあまりないので、プロの生の声が聞けるのは大きなメリットです。
担当講師の下積み時代の話を聞けたり、誤訳の失敗談を話してくれたり、勉強方法のアドバイスをもらえたり、プロを目指す受講生にとってはその全てが有意義な時間となります。
プロの翻訳の世界を知ることで、今後の勉強のモチベーションアップにつながり、将来に向けてのビジョンを明確にすることができるでしょう。
3.併設の翻訳者ネットワークを通じて仕事受注のサポート
フェローアカデミーで上級講座まで進んだ受講生は、優秀な成績を修めると「アメリア」を通じて仕事得られる可能性があります。
「アメリア」とはフェローアカデミーを運営している株式会社アメリア・ネットワークが事業展開している翻訳者ネットワークで、翻訳者を求める企業と仕事を受注したい翻訳者をマッチングするシステムです。
「アメリア」では約600社の協力会社とのネットワークがあり、未経験者可の翻訳募集案件を豊富に持っていますので、フェローアカデミーで学習した受講生のプロデビューをサポートすることが可能です。
翻訳の勉強は進めているけれど、どうやって仕事を獲得したら良いのか不安に思っている人にとってはありがたい仕組みですね。
フェローアカデミーのメリット・デメリット
どんなサービスにも強みと弱みが存在します。
フェローアカデミーのメリット・デメリットを具体的に見ていきましょう。
フェローアカデミーのメリットとは?
フェローアカデミーは、翻訳教育における長い経験をベースに受講者にとってメリットの多い体制を構築しています。
具体的に見てみましょう。
1.通信講座と通学講座
フェローアカデミーでは、受講者の状況に合わせて通信講座と通学講座を選ぶことができます。
地方在住でフェローアカデミーで翻訳を勉強したいと考える人には、通信講座はとても便利です。
会社勤めをしながら空いた時間に通信講座で学習したい、最短でコースを終了したいので通学してみっちりと勉強したいなど、それぞれの状況によりニーズに合った受講コースを選択することが可能です。
コースは各レベル終了時に変更することが可能なので、入門は通学講座で、初級からは通信講座でという学習の仕方も問題ありません。
2.バラエティに富んだコース
フェローアカデミーの強みのひとつは豊富なコースです。
「実務」、「出版」、「映像」という翻訳の基本の3分野のコースそれぞれが、初級から上級までレベル分けされています。
また、IT関連、金融、契約書など、特定の領域だけをピンポイントで学びたいというニーズに応えられるように、各分野を更に詳細に分類した専門領域のコースも設定されています。
こうした専門コースを受講することで、費用も時間も無駄なく効率的に必要な知識を得ることができるようになっています。
3.充実したカウンセリング
フェローアカデミーでは、受講を考えている人に対し、個別にカウンセリングを行っています。
翻訳の世界に飛び込むにあたり不安に思っていること、勉強の仕方など、専任のスタッフに相談することが可能です。
自分の英語力が十分なのか、本当に仕事を受注できるのか、聞きたいことはたくさんあると思いますので、ぜひ個別カウンセリングを活用することをお勧めします。
学生、主婦、社会人とそれぞれの立場で学習環境や時間的な余裕も異なります。
自分に合ったプランニングについて相談してみると良いでしょう。
また、電話でもカウンセリングを行ってもらえますので、遠方の方も利用できます。
フェローアカデミーのデメリットとは?
専門的な内容を学習するので、どうしてもフェローアカデミーの受講料は高くなります。
通信講座の場合、メディカルなど単分野の6回コースで37,400円からで、コースにより半年間+4カ月延長サポート付きで77,000円といったレベルです。
通常はひとつの講座を取るだけでは十分ではないため、複数の講座を受講することになりますが、そうすると受講料の負担も大きくなります。
1年間通学してみっちりと翻訳を学ぶカレッジコースでは、100万円以上の学費がかかります。
コストを考えると、挑戦する前にしっかりとプランを立てる必要がありそうですね。
ただ、新しい知識を身に付けるために費用がかかるのは当然です。
むしろ受講料が高い分、結果を出すためにより一生懸命勉強に励むようになるかもしれません。
フェローアカデミーの口コミ・評判まとめ
では、実際にフェローアカデミーを利用したユーザーの口コミを見てみましょう。
フェローアカデミーの講座内容が仕事にそのまま活かされているとは言い切れませんが、学生時代の英語の勉強から職業としての翻訳への橋渡しにはなっています。
フェローアカデミーの通信講座を受講していますが、けっこう孤独に頑張る必要があります。なので、課題が返却されて来るときに記載されている先生からのコメントにとても励まされます。
フェローアカデミーは講師陣に有名な人が多いので受講を決めました。
通信講座の課題提出はサイトからできますが、添削は講師が手書きで赤を入れてくれたものを郵送してくれるので、ポイントがよくわかり良かったです。
最初は通学コースで勉強したいと思っていましたが、授業料が高いので諦めて通信コースにしました。
フェローアカデミーの通信講座で使用したテキストは、講座終了後も参考書のように使えて重宝しています。
通信コースでは怠けてしまうと思ったので思いきって通学コースを選択しました。出版基礎のコースを受講しましたが、帰国子女レベルの人から高校の英文法で躓いている人まで、同じクラスの受講生の英語のレベルがバラバラで、先生が大変そうでした。
フェローアカデミーの通学コースでは毎回、翻訳の宿題が出され、次の時間にクラス全員の翻訳を見比べて勉強するというプレッシャーの大きいものでしたが、他の人の訳し方や考え方を学べてプラスでした。
フェローアカデミーは先生が良かったです。失敗談を交えた体験談が聞けたり、辞書や参考書のアドバイスをもらえたり、プロとしての実際の仕事の内容などを話してくれるので、とても参考になりました。
(口コミは自社監修・作成)
フェローアカデミーは「翻訳者」という明確な目標がある人が選ぶので、口コミでのコメントも具体的でポイントをついているものが多いですね。
まとめ
いかがでしたか?
これから翻訳という分野で仕事をしていくには、めきめきと向上してきたAI翻訳に負けないレベルの技術を身に付けておく必要があります。
フェローアカデミーでは、翻訳のテクニックだけではなく、翻訳者の心構えやプロのノウハウも学ぶことが可能です。
AI翻訳と戦える翻訳力をつけるために、翻訳者を目指す方はフェローアカデミーで勉強されてはいかがでしょうか?