資格・スクール

フラワーデコレーター(FDA)とは?資格取得のためのスクールについても解説します!

フラワーデコレーター(FDA) とは?

FDAとは、「フラワーデコレーター協会」(Flower Decorators Association)の略称で、1990年に設立されました。

目的は、「フラワーデコレーションを普及し、さらにフラワーデコレーションの技術向上をもって文化に寄与する」(同協会)というもので、現在、全国規模の組織となっています。

社会活動にも力を入れ、パーキンソン病の入院患者さんへのアレンジメント講習や老人施設でのアレンジメント講習なども行っています。

FDA 3・2・1級

花に対する知識と技術を認定するための試験として、1994年から、資格「フラワーデコレーター2級ライセンス試験」、1996年には「フラワーデコレーター1級ライセンス」の資格試験をスタートさせ、合格者の資格認定を行っています。※以下、フラワーデコレーターをFDAと略します。

FDA 3・2・1級について、資格取得への流れをご説明しましょう。

資格取得には東京の直轄校をはじめ、全国各地に点在する協会の認定スクールに入学し、既定のカリキュラムを受講・修了する必要があります。

まずFDA 3級ですが、こちらは「ウチ花レッスン」と名付けられた所定のカリキュラムを受講します。受講終了後は試験を受ける必要がなく、登録申請を行うことによって取得できます。

FDA 2級以上へのステップアップには認定試験への合格が必要で、学科・実技の試験となっています。

 

また、FDAの2級会員として登録すると、認定教室を開講し、FDA 3級レベルの講座を開くことが可能となります。

FDA 2級取得後、上級資格のFDA 1級を取得し、FDA 1級会員となると、認定スクールを開講、FDA 2級レベルの講座を担当することが可能となります。

資格取得後

フラワーデコレーターとして花店や結婚式場などに勤務するほか、社会福祉施設や学校のフラワーアレンジメント講座の講師としても活動するなど、フラワーアレンジメントの専門家としての可能性が広がります。

フラワーデコレーターライセンスに必要な知識・受験資格

植物の取り扱いに関する知識や、生花を使ったコーディネートの技術が必要です。基本デザイン、カラーコーディネート、花の選び方等を身につける必要があります。

フラワーデコレーターライセンスの資格は「フラワーデコレーター協会(FDA)」が運営管理を行っております。

フラワーデコレーター協会(FDA)とは:
フラワーデコレーションを普及し、さらにフラワーデコレーションの技術向上をもって文化に寄与する目的で設立された任意団体で、フラワー業界で必要な知識と技術を判定する各種認定試験の実施、ライセンスの認定、指導者の育成などの活動を行なっています。

フラワーデコレーターライセンスの仕事内容

フラワーデコレーターとは、花について専門的な知識と技術を持ち、主に花屋、ホテル、イベント会社、花材専門店などでアレンジメントやコーディネートを行う人のことです。フラワーデコレーターになるのに資格は必須ではありませんが、技術力を証明するための資格がいくつかあり、フラワーデコレーター(FDA)ライセンスはそのひとつです。FDAライセンスには3級から1級があります。3級は花に親しむレベル、2級は基礎的な内容を身に着けるレベル、1級はさらに上の技術や表現を身に着けるレベルです。2級を取得すると3級ライセンス取得に対応できる認定教室を、1級を取得すると2級やフラワーカラーコーディネーター2級ライセンス取得に対応できる認定校を開くことができるようになります。

フラワーデコレーターライセンス資格の勉強法

1級の受験資格に2級会員であることと、とありますので、まずは2級の取得を目指します。2級と1級の受験資格に、FDA所定課題履修者とありますので、「FDAフラワースクール」または「認定校」にて対応講座を受講するなどして、FDA所定の課題を履修しなければいけません。FDAフラワースクールはフラワーデコレーター協会(FDA)直轄のスクールで、主に通信講座で学ぶことができます。FDAカリキュラムが導入されている高等学校・専門学校・短期大学もあります。指定の講座の中で、FDAライセンス取得のために必要な知識を得ることができます。3級はFDAフラワースクールのFDA3級ライセンス対応講座を受講、修了し、3級登録することで取得可能です。

フラワーデコレーターライセンスの専門学校・通信講座

FDAフラワースクールの概要

call0120-370-287(平日9:30~18:00 携帯・PHS可)
location_on〒171-0022 東京都豊島区南池袋1丁目25番地9 今井ビル5F

FDAフラワースクールについて

FDAフラワースクールは、フラワーアレンジメントのプロフェッショナルな人材である「フラワーデコレーター」の育成と輩出を目的とした、フラワーデコレーター協会(FDA)直轄の、フラワーアレンジメントスクールです。

通信講座を主な指導法とし、生花をはじめプリザーブドフラワー、色彩理論など幅広い学習内容をご提供しています。どのカリキュラムもFDA認定各ライセンス・各検定取得に沿った内容となっています。

 

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フラワーデコレーターライセンスの試験料・試験内容・難易度・合格発表について

フラワーデコレーターライセンスの資格試験料

2級は10,800円、1級は22,000円です。このほか、認定登録料として、2級は32,400円(フラワーカラーコーディネーター登録者は21,600円)、1級は43,200円、年会費として12,960円が必要です。3級は資格試験の受験は不要で、取得申請時に申請登録料として6,100円が必要です。

フラワーデコレーターライセンス試験・検定の年間試験回数

2級は1月・5月・9月の年3回、1級は年1回行われます。

フラワーデコレーターライセンス試験科目等の内容

フラワーデコレーターライセンスには3級~1級があります。3級は資格認定試験はなく、所定課題履修終了後、申請手続きをすることでライセンスを取得することができます。2級と1級は所定の課題を履修したのち、認定試験を受験します。試験は理論試験と実技試験に分かれています。実技試験は2級で4課題、1級で3課題が出題されます。2級の試験時間は、理論試験は30分、実技試験は、アレンジメント30分、ブーケ60分、コサージ30分、カラーイメージアレンジメント30分です。1級の試験時間は、理論試験は30分、実技試験は、アレンジメント30分、ブーケ60分、コサージ30分です。出題範囲は、事前に履修するFDA所定課題で学んだ内容に含まれているものと思われます。

フラワーデコレーターライセンス資格の難易度

3級は認定試験がなく、所定課題履修後申請を行うだけで取得可能なため、難易度は低いです。

フラワーデコレーターライセンス資格の合格率

合格率は非公開です。

フラワーデコレーターライセンス試験の合格発表

2級は試験後10日ほど、1級は試験後1か月ほどで受験者に合否通知が発送されます。

フラワーデコレーターライセンス資格取得後の就職先・年収・報酬相場

フラワーデコレーターライセンス所持者の職業例

花屋やホテル、イベント会社、花材専門店などでフラワーデコレーターとして勤務したり、独立して活動したりします。また、FDA認定教室などで講師として活動する人もいます。

フラワーデコレーターライセンスに向いている人

植物に関する幅広い知識が必要になるため、植物が好きな人に向いています。また、色彩感覚に優れている人に向いています。

フラワーデコレーターライセンスと同じ分野の他の資格

フラワー装飾技能士、フラワーデザイナー資格検定試験、フラワーカラーコーディネーターライセンス、FDAプリザーブドフラワーライセンス、フローリスト検定、FAFアーティフィシャルフラワー ライセンス

フラワーデコレーターライセンスの年収・給料相場

勤務先によって異なりますが、花屋などに就職した場合は月に15~20万程度、ホテルやブライダル関係の場合は20万円前後であることが多いようです。フラワーデコレーターとして独立した場合、認定教室などを開いていれば一定の収入が見込まれますが、そうでない場合は個人の能力に大きく左右されます。

フラワーデコレーターライセンスの現状

生け花、華道などの伝統文化に加え、近年ではフラワーアレンジメントが広まったり、プリザーブドフラワーにより長期間保存可能な花が出てきたりと、花を楽しむ機会が増えてきています。また、母の日の花束ギフトがインターネットで注文可能になっているなど、手軽に花を贈ることが可能になっています。イベントなどで必要な花を用意したり、様々な場所でフラワーアレンジメント教室を開いたりと、フラワーデコレーターの活躍の場は広がりつつあります。

フラワーデコレーターライセンスの将来性

花を飾ったり贈ったりする機会も多くあり、花に触れる機会も増えてきていることから、今後もフラワーデコレーターの活躍の場はますます増えていくものと思われます。

フラワーデコレーターライセンスの独立について

フラワーコーディネーターとして勤務を積んだのち、独立して活動することができます。また、認定校などを開いて独立することも可能です。